『神話紙芝居団かたりべまほろば』 奈良県護国神社での公演
平成27年8月16日に『神話紙芝居団かたりべまほろば』の公演が「東市高円の杜夏祭り」の催しとして
奈良県護国神社の境内にて行いました。
当日はあいにく小雨が降る中での公演となりましたが、集まった子供たちを中心に最後まで多くの方にご覧になっていただけました。
今回の演題は『やまたのおろち』でした。
平成27年8月16日に『神話紙芝居団かたりべまほろば』の公演が「東市高円の杜夏祭り」の催しとして
奈良県護国神社の境内にて行いました。
当日はあいにく小雨が降る中での公演となりましたが、集まった子供たちを中心に最後まで多くの方にご覧になっていただけました。
今回の演題は『やまたのおろち』でした。
去る、8月19日(水)20日(木)の両日、天理市に鎮座する石上神宮において奈良県神道青年会主催「禊鎮魂錬成研修会」が開催され近畿二府四県より26名の青年神職が集い充実した研修期間を過ごしました。
残暑尚厳しい中での研修でありましたが、石上神宮禰宜 森好央先生(神社本庁錬成行事助彦)より同神宮に古くから伝わる鎮魂行法をご指導頂き、また実際に同神宮拝殿にて鎮魂行法をさせていただけたことはとても貴重な体験であり、森厳なる境内での時間はとてもゆっくりと流れていくように感じられました。
同じく夕朝に行われた禊行法は、布留山の清水を汲み入れた禊場にてに行われました。境内には受講生全員の鳥船行事の息の合った声が響き渡り、澄み切った水に浸かっての大祓詞奏上は大変清々しいく、こちらもまた日頃の神社奉仕とはまた趣が異なったものであり有意義な時を過ごせました。
また初日の夕刻には当会恒例の勉強会が併設されており本年は終戦70年の節目の年ということもあり、当会OBで橿原神宮権禰宜であり元陸上自衛官というご経歴の金澤明信先生をお迎えし講話を拝聴しました。
自衛隊訓練時代に於いて、自衛による緊張感、空腹感等で極限状態に置かれた体験を下に、「身近にある幸せについて」講話され、一同『感謝』の精神を再認識する勉強会となりました。
毎年この研修は一泊二日と限られた時間ではありますが、各神社に奉務される方と同じ目標に向かい寝食をともにするまたとない機会でもあります。次年度も開催を致しますので多くの青年神職皆様のご参加お待ちしております。
平成27年8月11日に『神話紙芝居団かたりべまほろば』の公演が近鉄百貨店橿原店の「夏休みこども博INかしはら」のイベント内にて行われました。
こちらでの公演は一昨年から始まり3回目となりました。夏休み中の子供達が対象になっており、できるだけ子供達にも楽しめるよう心掛けています。今回団員もまた練習日を2日設け、万全?の気合い十分な状態で挑みました。
その甲斐あって無事やり遂げることができました。ご覧頂いた方々も熱心に見て頂き、紙芝居の主旨も子供達にも理解できたのではないでしょうか。
できるだけ公演の機会を増やせればと考えておりますのでよろしくお願いします。ちなみに今回の演題は『因幡の白うさぎ』・『イザナギとイザナミ』の2本でした。
おおまかな話の内容はホームページ内かたりべまほろばのページでご確認ください。
戦後70年、先の大戦で失った多くの尊い犠牲の上に現代の日本は平和を享受させていただいています。
当会々員も戦争を知らない世代であり、命を賭して守っていただいた国土・伝統・文化をどの様に次世代へ伝えるかを考える為にもこの度英霊顕彰冊子を作成しました。
奈良県出身の英霊がどのような覚悟で戦地に出征されたかを改めて学び、靖国神社・護国神社へ感謝の気持ちを持って参拝して頂く機会となれば幸いです。
是非、御一読下さい。
~第60次 春日大社 式年造替 特別公開・参拝~
奈良県神道青年会の研修会が、去る平成27年6月22日、奈良市御蓋山の麓に鎮座まします春日大社で開催された。現在、春日大社では、第60次式年造替(しきねんぞうたい)が行われていることもあり、本来禁足地である御本殿の特別拝観が許されている。私達青年神職にとって、願ってもない見聞を深める絶好の機会として、意義深く研修開催の運びとなった。
◎社頭説明
当日は、春日大社の一木権禰宜さんより、鄭重なご説明をいただいた。
春日大社では、1年を通して延べ2200回以上ものお祭りが奉仕されているそうです。
その中でも至高最上の神事が、20年に1度行われている「式年造替」です。式年とは「定まった一定の年限」、造替とは「社殿を造り替える」という意味で、一般的に神様がお引っ越しされるということを「遷宮」といいますが、春日大社では本殿の位置は変えずに建て替え、あるいは修復する為「造替」というそうだ。
神護景雲二年(768年)御創建以来1200年という永きにわたって連綿と繰り返されてきた式年造替は此度で60回をむかえる。
日本では美しく気高い山々を霊山や霊峰と呼び、登ることで神々の世界に近づくという山岳信仰があります。
御蓋山も古来より春日大社の神々の宿りし山として信仰を集めてきた。
奈良時代、日本国の安泰と国民の平安を祈り、現在の地に神々をお迎え祀り、創建に至ったと伝えられている。
御本殿に祀られている御祭神は、人々の願いをもって、鹿島神宮の武甕槌命、香取神宮の経津主命、枚岡神社の天児屋根命と比売神の4柱の神々が祀られている。この尊い4柱の神々は現在、移殿(うつしどの)と呼ばれる「御仮殿」に祀られている。本殿同様に御神坐が4坐設けられ、御造替完遂まで古式に則り、日々奉仕されている。
◎正式参拝
神様をより身近に感じられるこの場所で正式参拝を行った。
神霊の依り代である御神体を奉安されている御神坐の外には、六面神鏡と呼ばれる普段見ることの出来ない貴重な神鏡がつり下げられており、御神体に続く大切な物とされ、厳重に守られてきたそうだ。永い歴史の中で、この鏡が落ちた時には災いが起きたと古書の記録がある。
そのような際には宮中より勅使が参向され、随従の楽人により七日七ヶ夜の御神楽が奉納され、国家の平安を祈ったそうだ。
また、移殿は通常内侍殿(ないしでん)と呼ばれる常設の建物。古く御例祭の春日祭の折、京都御所(宮中)より、賢所にお仕えしている女性官職、内侍司(ないしのつかさ)が春日大社に奉仕の為出向かれた折、伺候していた場所であることからそう名付けられたそうだ。そこから御本殿へと続く階段は、通常よりゆるやかな傾斜に造られており、これは内侍司のお召しになっている装束で歩きやすいよう配慮がなされていると言われている。
◎140年の時を経て後殿の特別参拝
「神秘の磐座」初公開
此度の式年造替を記念して、明治維新以来、初めて御本殿の後方に位置する、後殿「うしろどの」が特別に公開され、私達も御案内いただいた。
後方から御本殿を拝観すると、第一殿から第四殿の裏にそれぞれに木が植えられており、第一殿には「榊」、第二殿と第三殿には「木斛」、第四殿には、比売神であることから、女性らしい「姫山茶花」が植えられている。さらに第一殿と第二殿の間には、白い漆喰で塗り籠められた磐座があり、このことは春日大社の古文書にもいっさい記されていないとのこと。正に神秘の磐座である。
~自然を畏怖し共存する心~
詳しい説明を聞くうちに、それぞれに意味があると感じた私は、ふと境内を見渡せば、樹齢1000年の大杉、その根本から斜めに伸びたイブキが直会殿の屋根に穴をあけて伸びている事に気づく。まるで木を生かすように配慮されているようだ。また、御本殿を取り巻く廻廊は、決して歩きやすい平坦な造りをしておらず、勾配があちらこちらで見ることができる。説明によれば、神様が宿る御蓋山の神聖性をとどめ、決して汚さぬように、極力山を削らずに社殿を建てられた経緯があり、現在も受け継がれていること。自然を守り共存する心が伝わってくる。
この話を聞いて、私は、如何に神々を迎えるということを厳粛に受け止めて、祀りと向き合って実践してきたのか、伝統と日本の祭りの心に胸を打たれ、継承していく意味を改めて考えさせられた。
いつでも新しく決して変わらないもの~
継承の意味を知る。
なぜ20年ごとにお社を造り替えるのか。これは、神道特有の「永遠」の考え方に支えられているからであろう。西洋の神殿は、今あるものが永遠に残ることを求め頑丈に造られています。日本に於いても奈良市の法隆寺は1400年も前に建てられており、春日大社に於いても、同じく永遠に残る物を造ることは創建当時の技術で可能だったはずだ。それでも春日大社は20年毎にお社を造り替えることで、いつでも新しく、いつまでも変わらないもの、つまり「永遠」を目指してきたのではないでしょうか。その根底には、日本人の常に新しい命を映え輝かせたいと願う蘇りの信仰がみえます。神様のお住まいは常に新しくきれいにしておかなければならない。20年という歳月では世の中の環境は変わってしまうでしょう。その中でも、先人の思いを大切にしながら、その時代に合った最高のものを新しく造ってきたのだ。
現代社会においても同じ事が言えるのではないか。私達の社会は、日々目まぐるしく進歩している。そんな中、忘れられがちな祖先を敬い大切にするという、本来の美しい日本人の心を未来の子供達に伝えていく(甦らせていく)ことが、私達の使命であろうと思う。
今後も会員皆思いを一つに邁進していきたい。心に残る研修でした。
春日大社様有り難うございました。
去る8月10日、親睦会が開催され河合町の大和川河川敷でバーベキューを楽しみました。
今回の開催は約10年振りということもあり、大人44名、子供13名の計57名と多くの方にご参加頂きました。
前々日、前日と不安定な天候が続いており、当日も少し小雨が降りましたがすぐに止み、楽しい一時を過ごすことができました。
大和川から涼風の吹く中、家族会は花房会長の挨拶、持田相談役の乾杯で始まりました。お肉ばかり食べている人、野菜とお肉とバランスよく食べている人、食べるよりも飲む方を優先している人と三者三様でしたが、皆々が炭火を囲み思い思いに談笑し、日頃の社務の疲れを忘れ親睦を深めていました。また、奥様方同士でも交流を深めていたようで、いたるところで会話の弾んだ声が聞こえていました。
さらに、バーベキューだけでなくスイカ割りや花火も行われ、私達会員だけでなく奥様方や子供達といったご家族の皆さんも一緒になって充実した時間を過ごして頂けたと思います。