2016年07月25日 徒然日記

禊鎮魂錬成研修会開催

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当会主催の禊鎮魂錬成研修会が、七月十一・十二日の両日、今年も石上神宮(森正光宮司)様の特別な計らいにより開催され、神道青年近畿地区連絡協議会 長谷川裕高会長を始め会員二十四名(女性一名含)が参加しました。

参加者は、先ず拝殿での正式参拝に参列し長谷川会長に合わせて拝礼し、引き続き行われた開講式では国歌斉唱・敬神生活の綱領唱和ののち、主催県を代表して高山副会長が「短期の錬成会ではありますが、共同生活の中、個々が目標を立て心身を鍛練し、全体として良い成果を修めるよう努めていただきたい」との挨拶がありました。

研修会は神社本庁錬成行事助彦で石上神宮禰宜の森好央先生より神社本庁錬成行事次第に基づく禊祓行事と石上神宮に古くから伝わる鎮魂(ふりたま)行事の作法についての入念な指導と心構えについて解説を受けた上で、十一日夕刻と十二日早朝、禊場にて禊行法を、拝殿において鎮魂行法をそれぞれ修めさせていただきました。森先生よりは「大人数で行う鳥舟行事は心と呼吸を合わせて行う事の大切さ」「鎮魂行法での腹式による深呼吸は日頃の生活でも実践できるので、是非日頃から意識してもらいたい」とのお言葉があり、清浄な神域で行われる禊鎮魂行法を通じて自己の体内に「良い氣」を充満させ、氏子崇敬者に元氣を分け与えていただくよう激励がありました。

また十一日夕刻には同会恒例の勉強会も開催。本年は大神神社権禰宜の山田浩之先生をお迎えし「齋部氏と古語拾遺」と題した講演が行われました。山田先生は『古語拾遺』に記されている齋部・中臣両氏の職掌について歴史地理・考古学成果の観点も取り入れた上で解説され、「謙虚に原文を訓み進める」ことの大切さと、「古代祭祀において重要な役割を担ってきた齋部氏について学ぶということは、単に氏族間の職掌の相違を識ることのみならず、古代祭祀の精神を今に認識する上で有意義なこと」と説明され、参加者一同、自社の祭祀の根源についても改めて学び考えていく切っ掛けになったのではないでしょうか。

十二日十一時よりの閉講式には、来賓として奈良県神社庁参事中川行夫様ご臨席いただき、研修生代表として長谷川会長に修了証が手渡されるとともに謝辞が申し述べられ、石上神宮様よりは特別に各自の名前が記された「玉の緒」が授与され、終始錬成会をご指導をいただいた森禰宜様より研修生を代表して大阪府神道青年会・庄司誠理事に手渡されました。

続いて参集殿で行われた直会にも、中川参事様、森禰宜様にもご来臨いただき、本研修会初参加者よりは、それぞれの感想や今後の意気込みなどを語っていただくなど和やかな雰囲気のもと行われました。遠方からの参加者もあることから神道青年近畿地区連絡協議会 飯尾真幸副会長の中締めの挨拶があり一本締の後、名残惜しくも散会となりました。この禊鎮魂錬成研修会は神社本庁の研修要項に準拠して石上神宮様のご指導ご協力の下、森厳な大和の古社に身を置き毎年開催されており、青年神職が相集い心を合わせ心身修養を行える絶好の機会として好評を博しております。

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2016年07月22日 徒然日記

皇太子同妃両殿下、敬宮殿下 奈良県行啓奉迎行事参加

去る7月21日、 皇太子同妃両殿下は 敬宮殿下を御同伴になり、神武天皇山陵を御参拝の為、奈良県橿原市へ行啓遊ばされました。

今年は神武天皇が崩御されてから2600年という式年の年であり、4月には天皇皇后両陛下が神武天皇二千六百年式年祭の儀、神武天皇山陵の儀に付き、行幸啓遊ばされました。

当日午後2時頃、近鉄橿原神宮前駅の中央ロータリーから橿原神宮までの沿道にずらりと並ばれた方々へ日の丸小旗を配布し、奉迎の準備を整えました。

いよいよ、 皇太子同妃両殿下、敬宮殿下がお出ましになると、子どもからお年寄りまで皆一斉に旗を振りました。私達神道青年会の参加者も力一杯旗を振りお出迎えしました。

この度 皇太子同妃両殿下、敬宮殿下を奉迎させて頂けた好機に感謝し、その際に賜った「あたたかい笑顔」に胸を熱くし、今後益々の皇室の弥栄を心より祈念申し上げます。

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