201702281957422017年02月28日 徒然日記
去る平成29年2月27日午後2時半より、奈良県神社庁長杯親睦スポーツ大会が開催されました。
今回は多くの参加者が気軽に楽しめる「卓球」がスポーツ大会の種目に選ばれましたが、会場を見つけるにあたり卓球競技は人気があり、各体育館では予約で一杯で最終的に開催場所は橿原市にある香具山ブックリーとなりました。
当日、開始前より集まった人より練習に励み始め、参加者一同のやる気を感じさせられるものでした。
開催に先立ち、神田憲明副会長の挨拶を頂き、大神神社・橿原神宮 ・春日大社・諸社各チームの総当戦で行われました。
結果として、優勝は大神神社となりましたが、優勝決定戦は大神神社と春日大社とで引き分けとなり、延長戦でどちらが勝ってもおかしくない接戦となり、参加者一同卓球を楽しむ事が出来ました。
卓球大会終了後、午後5時半より桜井市の台湾料理屋にて表彰式と懇親会が行われ、皆楽しいひとときを過ごす事が出来ました。
【参加者の声】
たくさんの神道青年会員の参加のもと、大いに盛り上がったスポーツ大会となりました。
普段あまり体を動かさない私ですが、清々しい汗をかくことができ、爽やかな気持ちで参加することができました。
今後の活動にも積極的に参加し、会の発展に努めていきたいと思います。
201612030741342016年12月03日 徒然日記
12月2日午後2時30分より役員研修会を開催し会員11名が参加。今回は桜井市茅原にある月山日本刀鍛錬道場記念館の見学と記念館に隣接する神武天皇聖蹟狭井河之上顕彰碑の視察を行いました。
月山日本刀鍛錬道場記念館は人間国宝刀匠月山貞一氏が、桜井市茅原に(昭和40年)鍛錬道場を開設。1995年(平成7年)に記念館を開館。
記念館には人間国宝 故 月山貞一、貞一の三男で日本刀制作部門無形文化財の指定を受けた月山貞利までの作品が展示されている。
月山は平安時代後期に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸(鬼神太夫)を元祖する刀工とその一派。
江戸時代後期に月山弥八郎貞吉は大阪に鎗屋町に拠点を移したが、この系統が現代まで残り活動している。大阪より京都の亀岡、奈良の吉野などを経て現在は桜井市茅原の三輪山の麓に拠点を置いている。
月山弥八郎貞吉の養子 弥五郎貞一は刀身彫刻や月山派の特徴である「綾杉肌」という刃に向かって規則的に連なる波状の紋様の復元に貢献し1906年(明治39年)帝室技芸員に任命された。1876年(明治9年)の廃刀令によって一般人の帯刀が禁止されたため刀匠にとっては不遇な時代に活躍した。明治天皇の軍刀や皇族の作刀も行っている。
貞一の長男 月山貞勝や孫の月山貞一(二代貞一)と継承され、当代は二代貞一の三男月山貞利。その長男貞伸も作刀活動を行っている。
12月2日当日、月山貞利氏と貞伸氏より刀の姿形の変遷と月山の刀の特徴、刀を鑑賞するポイントなどのご説明を受けた。
姿形はその時代によって変わっており、平安時代中期以前の刀剣は直刀(ちょくとう)という真っ直ぐな形だったが、平安時代後期から室町時代初期には馬の上から相手を斬る為、刀身が反り長い形になっており、太刀(たち)という。
これに対し、室町時代中期以降より、江戸時代には歩兵戦で使用する長さが太刀に比べ短い、刀(かたな)が作られるようになりました。
展示してある時、太刀は刃を下に刀は刃を上に向けて展示してあります。
刀剣を見るポイントとしては姿形・地肌(じはだ)・刃文(はもん)の3点。姿とは刀身の幅や厚さ、刀の背の部分の反り具合、刀の先のとがった部分などの日本刀全体の形状。
地肌は刃の上にある黒く見える部分。
刃文は日本刀の刃の部分に見える焼き入れの工程で出来る模様。
月山の刀は地肌が綾杉肌と言われる独特刃に向かって規則的に連なる波状の紋様が挙げられる。
流派によってこの紋様は異なっているとの事。
刀剣は照明の無い状態で展示すると、暗く怖い印象を与える為、ライトアップをする事により、刀剣に対する印象が明るくなる為、非常に重要だととの事。
刀工にとって苦難の時代は、明治時代に発せられた廃刀令の以降であり、日本刀の需要が大幅に減少したとのお話であったが、それ以上に厳しかったのは、1946年(昭和21年)連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による刀剣類の没収であり、この時は刀を作る事を禁止された為、廃業や転業する刀工が相次いだ。この一番の困難に直面した時、月山派の当主は二代月山貞一氏であり、この苦境を乗り越えて月山の技術を絶やす事無く伝承した。その事もあって、月山貞伸氏が刀工になりたいと言った時、貞利氏は勧めはしなかったとの事。
月山派が三輪山の麓に根拠地を置き日本刀を作っている事と日本刀をつくる事を禁止されてまで、その技術を残そうとした事に対し気がつかされる事は武器以外として用いられる日本刀の事である。歴代天皇は鏡 、勾玉、剣の三種神器を継承されておられ、三種神器の剣は神器としての剣である。
あたかも剣の意義が原点に帰って来た感じを受けるものあり、この月山日本刀鍛錬道場記念館見学の後、側にある神武天皇聖蹟狭井河之上顕彰碑の視察を行った。神武天皇が七媛女と会われたと伝えられる場所で、一番先頭にいた媛踏鞴五十鈴媛命を皇后とされた。
神と武の漢字がつけられておられる神武天皇はあたかも三種の神器の剣を表しているようにも思われ、皇后とされた媛踏鞴五十鈴媛が三輪山の主祭神 大物主神の娘である事から考えても月山派が、三輪山に根拠を置いている事は何か神のお導きを感じるもので、剣を御守として見直す時代になって来たのでは無いかと感じる。
日本刀に興味のある方は是非訪れた方が良いと思います。
月山日本刀鍛錬道場記念館の場所は下記の通りです。
月山日本刀鍛錬道場記念館
〒633ー0073 奈良県桜井市大字茅原228ー8
TEL0744ー42ー3230(記念館・道場)
TEL・FAX0744ー42ー7330(自宅)
■開館日 毎年3月〜11月まで毎週土曜日(8月休館)
■会館時間 午前10時より午後4時迄
■入場 無料
■交通機関 JR桜井線 三輪駅より徒歩15分
(山の辺の道、天理方面へ5分)
近鉄桜井駅よりタクシー10分
201611181442582016年11月18日 徒然日記
去る9月26日に行われました、当会勉強会の様子が11月14日付 神社新報に掲載されました。是非ともご覧下さい。
201611100906292016年11月10日 徒然日記
去る10月18日、東大寺大仏殿にて南都聖和会との親睦交流会が開催された。当日は、両会合わせて34名が参加した。
毎年、当会と南都聖和会が隔年交代で幹事となり、今年は南都聖和会の企画で本年は東大寺様の特別のお計らいもあり、東大寺大仏殿屋根裏大虹梁の見学が行われた。大仏殿の屋根裏までは高い階段を慎重に上って行き、大仏様より高い所であるので、高所が苦手な方は苦労しながらではあるが、皆上りきることができた。そこには普段見ることのできない角度からの大仏様や、大虹梁という江戸時代、大仏殿再建時に宮崎県の白鳥神社より運んでこられた二本のアカマツを特別な計らいで見ることができ、大変貴重な経験をさせていただいた。また、上り下りには緊張感もあり楽しさも感じられた。
その後、奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~内のリストランテ オルケストラータにて、懇親会がとり行われ、聖和会の方々と様々な話をして楽しく、時間が経つのも忘れて両会の親睦を深めあった。
今後も両会の交流を深め、互いに助け合い発展していけるようにしたいと感じた。
201608171812462016年08月17日 神話紙芝居団「かたりべまほろば」
平成28年8月16日に『神話紙芝居団かたりべまほろば』の公演が「東市高円の杜夏祭り」の催しとして奈良県護国神社の境内にて行いました。
この公演は昨年より奈良県神道青年会の行事として始まり2回目の公演となった。
題目は『イザナギとイザナミ』で難しい内容もあったかもしれないが、たくさんの子供達に最後まで興味を持って熱心に見てもらうことができてうれしく思い、またその親御さんからも好評の声が聞こえてきた。確実に昨年より良い結果でした。この調子で公演を続けていきたい。
201608121013512016年08月12日 神話紙芝居団「かたりべまほろば」
平成28年8月11日、近鉄百貨店橿原店の「夏休みこども博in近鉄かしはら」のイベント内で神話紙芝居団「かたりべまほろば」の公演を行いました。
毎年公演依頼をいただき、4回目の公演となりました。
今回は『イザナギとイザナミ』『やまたのおろち』の2本を演じ、好評を得ました。
出演者一同、練習の時より役に入りきり演じており、本番では練習の成果もあり、力を発揮できていました。
毎年好評を得られるよう、練習を積み重ねていこうと思います。
201607251601522016年07月25日 徒然日記
当会主催の禊鎮魂錬成研修会が、七月十一・十二日の両日、今年も石上神宮(森正光宮司)様の特別な計らいにより開催され、神道青年近畿地区連絡協議会 長谷川裕高会長を始め会員二十四名(女性一名含)が参加しました。
参加者は、先ず拝殿での正式参拝に参列し長谷川会長に合わせて拝礼し、引き続き行われた開講式では国歌斉唱・敬神生活の綱領唱和ののち、主催県を代表して高山副会長が「短期の錬成会ではありますが、共同生活の中、個々が目標を立て心身を鍛練し、全体として良い成果を修めるよう努めていただきたい」との挨拶がありました。
研修会は神社本庁錬成行事助彦で石上神宮禰宜の森好央先生より神社本庁錬成行事次第に基づく禊祓行事と石上神宮に古くから伝わる鎮魂(ふりたま)行事の作法についての入念な指導と心構えについて解説を受けた上で、十一日夕刻と十二日早朝、禊場にて禊行法を、拝殿において鎮魂行法をそれぞれ修めさせていただきました。森先生よりは「大人数で行う鳥舟行事は心と呼吸を合わせて行う事の大切さ」「鎮魂行法での腹式による深呼吸は日頃の生活でも実践できるので、是非日頃から意識してもらいたい」とのお言葉があり、清浄な神域で行われる禊鎮魂行法を通じて自己の体内に「良い氣」を充満させ、氏子崇敬者に元氣を分け与えていただくよう激励がありました。
また十一日夕刻には同会恒例の勉強会も開催。本年は大神神社権禰宜の山田浩之先生をお迎えし「齋部氏と古語拾遺」と題した講演が行われました。山田先生は『古語拾遺』に記されている齋部・中臣両氏の職掌について歴史地理・考古学成果の観点も取り入れた上で解説され、「謙虚に原文を訓み進める」ことの大切さと、「古代祭祀において重要な役割を担ってきた齋部氏について学ぶということは、単に氏族間の職掌の相違を識ることのみならず、古代祭祀の精神を今に認識する上で有意義なこと」と説明され、参加者一同、自社の祭祀の根源についても改めて学び考えていく切っ掛けになったのではないでしょうか。
十二日十一時よりの閉講式には、来賓として奈良県神社庁参事中川行夫様ご臨席いただき、研修生代表として長谷川会長に修了証が手渡されるとともに謝辞が申し述べられ、石上神宮様よりは特別に各自の名前が記された「玉の緒」が授与され、終始錬成会をご指導をいただいた森禰宜様より研修生を代表して大阪府神道青年会・庄司誠理事に手渡されました。
続いて参集殿で行われた直会にも、中川参事様、森禰宜様にもご来臨いただき、本研修会初参加者よりは、それぞれの感想や今後の意気込みなどを語っていただくなど和やかな雰囲気のもと行われました。遠方からの参加者もあることから神道青年近畿地区連絡協議会 飯尾真幸副会長の中締めの挨拶があり一本締の後、名残惜しくも散会となりました。この禊鎮魂錬成研修会は神社本庁の研修要項に準拠して石上神宮様のご指導ご協力の下、森厳な大和の古社に身を置き毎年開催されており、青年神職が相集い心を合わせ心身修養を行える絶好の機会として好評を博しております。
201607222358012016年07月22日 徒然日記
去る7月21日、 皇太子同妃両殿下は 敬宮殿下を御同伴になり、神武天皇山陵を御参拝の為、奈良県橿原市へ行啓遊ばされました。
今年は神武天皇が崩御されてから2600年という式年の年であり、4月には天皇皇后両陛下が神武天皇二千六百年式年祭の儀、神武天皇山陵の儀に付き、行幸啓遊ばされました。
当日午後2時頃、近鉄橿原神宮前駅の中央ロータリーから橿原神宮までの沿道にずらりと並ばれた方々へ日の丸小旗を配布し、奉迎の準備を整えました。
いよいよ、 皇太子同妃両殿下、敬宮殿下がお出ましになると、子どもからお年寄りまで皆一斉に旗を振りました。私達神道青年会の参加者も力一杯旗を振りお出迎えしました。
この度 皇太子同妃両殿下、敬宮殿下を奉迎させて頂けた好機に感謝し、その際に賜った「あたたかい笑顔」に胸を熱くし、今後益々の皇室の弥栄を心より祈念申し上げます。
201606241516012016年06月24日 神話紙芝居団「かたりべまほろば」
日時 平成28年6月23日(木)
奈良県田原本町にある、田原本町立東幼稚園で約20名の園児達の前で公演を行いました。
幼稚園での公演は、願ってもない有難い機会と捉え、団員皆、身の引き締まる思いで挑みました 。
○題目は『稲羽の白うさぎ』
子供たちの「もういいかい」という大きな呼びかけに、演者の「もういいよ」という返 しで始まった紙芝居。練習の成果もあってか、サメが登場すると何処からか「こわい~」と声が飛び交ったりして、園児達も皆集中して見てくれていた様子。迫力の伝わった有意義な公演となりました。
○園児達からサプライズのプレゼント
実は一昨年、神話紙芝居団「かたりべまほろば」が結成されて10周年を迎えたばかり。
そのことを知ってのことか、園児からの心のこもった突然のプレゼント。
それは手作りのティッシュ箱だった…
これには団員も驚きをかくせず、暖かい気持ちに包まれ、只々感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
○「カレーパーティ」と「絵本の時間」~園児達との触れ合い~
公演も終わり、時刻はお昼時。昼食は園児達が自分たちで作ったカレーだ。
お言葉に甘えて、私たちもご馳走になりました。
しっかりとした味わいで、団員も皆満足そうな顔。中に入っている野菜は、幼稚園で育てた野菜だそう。個人的には、なすびが美味しかったのが特に印象的でした。
懐かしきあの頃がよみがえってくる。
昼食後は、園児達と一緒に絵本を読みました。夢中で次から次へと絵本をもってくる子供たちに、団員も大慌て…けれども子供たちと和やかな一時を過ごせました。
最後に子供たちから、元気な「ありがとう」の言葉をいただきました。
今後とも、未来を担う子供たちの為、地域の為に活動を広げていきたいと思います。
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